【体験談】『ナゾときっぷ2026 阪急編』をプレイした感想|所要時間・難易度・注意点を徹底レビュー

2026年7月19日、妻と2人で「ナゾときっぷ2026 阪急編」に挑戦してきました。
この日の最高気温は約36℃。
謎解きの難易度はちょうどよかったのですが、暑さの難易度設定だけは明らかに間違っていました。
今回もっとも苦戦したのは、複雑な暗号でも、予想外のひらめきを要求される大謎でもありません。
汗と暑さで、そもそも頭が回らない。
夏の周遊型謎解きでは、「謎が解けるか」より先に「人間として正常に動けるか」が問われます。
そんな真夏の阪急沿線を夫婦で巡った、ネタバレなしの体験記です。
「ナゾときっぷ2026 阪急編」とは?
「ナゾときっぷ2026」は、阪急・阪神・北大阪急行の電車に乗り、駅や街を巡りながら物語を進めていく周遊型のリアル謎解きゲームです。
今回ご紹介するのはそのうちの阪急編になります。
開催期間: 2026年3月16日~12月25日
価格: 2,800円
キット交換場所:
・各ごあんないカウンター
神戸線▶大阪梅田/十三/塚口/西宮北口/夙川/神戸三宮
宝塚線▶豊中/石橋阪大前/川西能勢口/宝塚
京都線▶淡路/北千里/茨木市/高槻市/桂/京都河原町
・阪急京都観光案内所(河原町)
・阪急ツーリストセンター大阪・梅田
一昨年から「ナゾときっぷ」シリーズに参加しており、阪急編は2025年に続いて2回目。
このシリーズを気に入っている理由は、謎の難易度がちょうどよく、普段なら行かない場所へ連れて行ってもらえるからです。
謎を解くために出かけたはずが、気づけば知らない街を歩き、知らない店を眺め、その土地で思いがけない体験をしている。
それが周遊型謎解きの面白さだと思っています。
10時にスタート。終了したのは18時
この日は午前10時にスタートし、最後まで終えたのは午後6時ごろでした。
合計8時間ですが、昼食や休憩に使った時間が約2時間あるため、実際に移動したり謎を解いたりしていたのは6時間程度です。
昼食は3駅目で見つけたチェーン店に入りました。
通常の季節なら10時スタートでちょうどよいと思います。ただし、7月から9月に参加するなら、開始時間は早ければ早いほどよさそうです。
ショートカットコースもあるので、途中時間が不安になった際にはショートカットするのも良いと思います。

朝の涼しい時間帯に、少しでも屋外部分を進めておいた方がいいでしょう。
キットの購入や引き換えはスムーズでした。
1日乗車券が付いているため、移動のたびに運賃を気にする必要がありません。
難易度は5段階で「2.5」くらい
私たち夫婦は、これまでに周遊型謎解きを10回以上遊んでいます。
その経験を踏まえると、今回の難易度は5段階で「2.5」くらい。過去の阪急編と比べても、同じくらいの程よい難しさでした。
謎解き初心者でも十分に挑戦でき、経験者も街歩きとセットで楽しめるバランスです。
今回はヒントを一度も使わずにクリアできました。
周遊謎に出かける前の肩慣らしに
電車での移動中や、自宅で謎解きに慣れておきたい人は、持ち運びやすい謎解き本を一冊持っておくと楽しめます。
ただし、今回は謎そのものよりも、暑さによる思考力の低下に苦戦しました。
・問題を見ても、文字が頭に入ってこない。
・ヒントが必要な難しさではないのに、汗の不快感と暑さで集中できない。
謎解き能力より、体温調節能力が試される一日でした。
屋外7割、屋内3割。座れる場所は比較的多い
体感では、屋外と屋内の割合は7対3くらいです。
真夏なので屋外部分はかなり厳しかったのですが、今回のルートには座って謎を解ける場所が比較的多くありました。
立ったまま冊子を広げて考える場面は、ほかの周遊型謎解きより少なかったように思います。
また、電車での移動時間がそれほど長くなかったのも好印象でした。
電車に乗れば冷房が効いていますし、電車を待つ間も待合室で涼める場所があります。
灼熱の街を歩いたあと、冷房の効いた電車に乗った瞬間は、謎を解いたときとは別の達成感がありました。
「助かった」
本当にそんな気持ちになります。
凍った梅ジュースに命を救われる
この日、飲食店で飲んだものを除き、2人でペットボトルを4本購入しました。
途中で立ち寄ったスーパーでは、凍らせた「冷梅」を発見。

すぐに飲むことはできませんが、カチカチに凍ったペットボトルを身体に当てると、これがかなり気持ちいい。
首元や腕を冷やしながら謎を解くだけで、少し快適になりました。
ただし、本当に凍っているため、買ってすぐには飲めません。
「冷たい飲み物を買ったはずなのに飲めない」という、若干の矛盾を抱えたまま持ち歩くことになります。
約2時間後、ようやくシャーベット状になりました。
そのころには、冷たさも味も最高です。
今回使ったペットボトルホルダーも、冷たさを長時間保ってくれました。冷えた飲み物との相性がよく、真夏の周遊ではかなり役立つアイテムです。
ハンディファンは熱風を運んできた
暑さ対策としてハンディファンも持っていきました。
しかし、気温が36℃近くなると、外で回しても送られてくるのは涼しい風ではありません。
熱風です。
風がないよりは多少ましかもしれませんが、身体を冷やしてくれるほどの効果は感じられませんでした。
それどころか、使わない時間はバッグの中で場所を取り、重さだけを提供してきます。
今回の結論として、真夏の屋外周遊にハンディファンは持っていかなくてもよかったです。
逆に、持っていけばよかったと後悔したのが冷タオル。
次回は、ペットボトルホルダーと冷タオルを優先します。
なお、妻は帽子をかぶっていましたが、私は帽子なし。
日差しを直接受け続けることになるため、帽子や日傘もあった方が安全です。
夏に参加する場合は、「謎解きだから少しくらい歩くだけだろう」と油断しない方がいいでしょう。
今回初投入したA5ボードが大当たり
今回、初めて使ったのが、折りたたみ式のA5クリップボードです。
閉じるとA5サイズで、開くとA4サイズになり冊子を固定して書き込めるタイプ。楽天で約800円で購入し、家にあった肩紐を取り付けました。
一番よく使う冊子をクリップボードに固定し、それ以外の資料はバッグの中へ。
必要になったときだけ取り出す方法にしたところ、かなり快適でした。
周遊型謎解きでは、冊子、ペン、スマホ、複数の資料を同時に扱うことがあります。
そのたびにバッグを開け、冊子を取り出し、書く場所を探していると、地味にストレスがたまります。
肩から下げたクリップボードなら、必要なときにすぐ冊子を開けます。立ったままでも書きやすく、移動するときは閉じておけます。
妻からもかなり好評でした。
約700円でここまで快適になるなら、今後の周遊型謎解きでは必須アイテムになりそうです。

周遊型謎解きでは、難しい謎を解くための道具よりも、冊子を快適に扱うための道具の方が役立つのかもしれません。
終盤、蚊に刺される
暑さに意識を奪われていましたが、夏の屋外にはもう一つ敵がいます。
蚊です。
終盤に2か所刺されてしまいました。
幸い、ポケットムヒを持っていたため、その場ですぐに塗ることができました。
かゆみを我慢しながら謎を考えるのは、暑さとは別方向に集中力を削ってきます。小さくて持ち運びやすいため、夏の周遊ではバッグに入れておいて損はありません。
暑さ対策に比べると忘れがちですが、公園や緑の多い場所を歩く可能性もあるため、虫対策も必要です。
なぜか途中から荷物が増えた
今回、ある場所で予定外の体験をした結果、ラグビーボールくらいの大きさの荷物が増えました。
何をしたのかを書くと、訪れる場所のヒントになりかねないため伏せておきます。
重さは軽かったのですが、とにかく大きい。
バッグに入らず、持ったまま電車に乗ったり、謎を解いたりすることになりました。
取り回しには苦労しましたが、妻は「まぁ、何とかなるでしょ」という反応。
実際、何とかなりました。
謎解きだけを効率よく進めるなら、余計な荷物を増やさない方がいいでしょう。
それでも後悔はありません。
知らない場所で気になるものを見つけ、少し寄り道をして、予定になかった思い出が増える。
これも周遊型謎解きの醍醐味です。
最短時間でクリアすることだけが、この遊びの正解ではないと思います。
実際に遊んだ評価
今回の評価は次のとおりです。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 謎の満足度 | 3/5 |
| ストーリーの満足度 | 4/5 |
| 観光・周遊の楽しさ | 5/5 |
| 移動の快適さ | 4/5 |
| コストパフォーマンス | 5/5 |
| 暑い時期のおすすめ度 | 2/5 |
| 総合満足度 | 3.8/5 |
観光・周遊の楽しさについては、暑さを除けば満点です。
一日乗車券付きで、知らない土地を巡りながら6時間程度遊べるため、コストパフォーマンスも非常に高いと感じました。
一方で、真夏の参加は簡単にはおすすめできません。
謎解きとしての難易度はそこまで難しくありませんが、気温を含めると体感難易度は一気に上がります。
可能であれば春や秋に参加した方が、街歩きも謎解きも余裕を持って楽しめるでしょう。
「ナゾときっぷ2026 阪急編」はどんな人におすすめ?
今回の阪急編は、謎解き初心者にも経験者にもおすすめできます。
特に相性がよいのは、夫婦やカップル、友人同士、家族でのお出かけです。
謎解きだけでなく、電車に乗って知らない場所を巡ること自体を楽しみたい人にも向いています。
反対に、リアル脱出ゲームのような制限時間の緊張感や、ほかのチームとの対決を求める人には、少し物足りないかもしれません。
周遊型謎解きは、自分たちのペースで移動し、食事をしたり寄り道したりしながら進める遊びです。
ハラハラする競技というより、謎を理由に一日出かける小旅行に近いと思います。
暑かった。それでも、行ってよかった
終了後、妻は「暑かったけど、よい思い出もできたし楽しかった」と話していました。
私も同じ感想です。
正直、暑かった。
汗で集中力は落ちましたし、ハンディファンは熱風を送り、凍ったジュースはなかなか飲めませんでした。
途中から予定外の大きな荷物まで抱えることになりました。
それでも、普段なら行かない土地を訪れ、夫婦で謎を考え、予定になかった体験もできました。
暑さだけを切り取れば大変な一日です。
しかし、家に帰って振り返ったときに思い出すのは、暑かったことだけではありません。
知らない街を歩いたこと。
冷房の効いた電車に救われたこと。
凍ったジュースが少しずつ溶けていったこと。
そして、謎解きとは直接関係のない荷物を抱えながら、2人で最後までたどり着いたこと。
暑かったけれど、知らない土地へ行き、よい思い出を作ることができた。
だから、今回も参加してよかったです。
暑さ対策は万全に、無理せず楽しみましょう
